鉄道写真管理局
 京阪電鉄 1900系 1914
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京阪電鉄 1900系 1914
−鉄道車両写真集−
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京阪電気鉄道 1000系リニューアル車 7連 編成表
←出町柳               淀屋橋→
1500-1100-1200-1600-1100-1200-1500 
Tc1-M1-M2-T-M3-M4-Tc2


参考 私鉄電車編成表 2011年版
京阪 1900系1914  撮影:枚方市駅 2002.7.25

京阪1900形 2つのタイプ

1900系は、淀屋橋までの延長開業(1963.4.15)にあわせて新造された24両と、
すでに特急車として活躍していた旧1810系(19両)を格上げ改造した17両の
二つのタイプに区分できます。

京阪1900形 1920 京阪1900形 1907

 2000系にステンレスのバンパーを取り付けたスタイルの新1900系(写真左上)に対して、
1900系改(写真 右上)のほうは、張り上げ屋根で旧態然としていますので
同系列の電車という感じがしません。、
ちなみに筆者はシールドビーム2灯化された前照灯でぐっと男前のあがった
この旧1810タイプの大ファンであります。
 
 さて、この1914ですが、88年に車体更新された1900系のうち
旧1810系より改造された唯一のMc車(運転台付き電動車)なのです。
 張り上げ屋根はなくなり、1900系のシンボルともいえるバンパーが取り付けられ、
デザインの共通化が図られましたが、
前照灯は角形となり異端車としての面目躍如たるところが泣かせます。
 
思えば、72年の新特急3000系の登場に伴う一般車への格下げ改造(3扉化、ロングシート化)。
78〜81年については、1500Vへの昇圧改造。
加えて、85年には冷房化改造と、度重なる改造に加えて更新工事をすることで、
まだしばらくはその活躍を見ることができたわけです。
(*残念ながら 1914は、2005年5月引退しました。)

 筆者はクセのある異端車を大切に使い続ける京阪が大好きです。
撮影難易度 A

*京阪テレビカーのアンテナ

 ちなみに、1810系といえば初代テレビカーです。
 TV電波の送信所である生駒山へむけ八木アンテナをローテータで回していた時代から 
1900系では4エレと7エレの2台のアンテナを使い受信状態のいい方に切り替える
ダイバシティ方式へと発展していきました。
 以後3000系では、2本のアンテナを決まった地点で切り替える方式へ
 8000系にいたっては、地上線ではBSアンテナで、
地下線では漏洩ケーブルからの電波を従来のVHFアンテナで受信する方式へと進歩しています。
 
私には、もと1810系であった1914が後輩たちの活躍を目を細めて眺めているような気がしてなりません。


*残念ながら 1914は、2005年5月に、1900系も中之島線の開業にあわせ2008年10月引退しました。

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