鉄道写真管理局
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2005.4.21UP
 京阪の6000系は、複電圧車として、
登場したというのをご存じでしょうか。
 
軌道法で出発した京阪は、1983年まで
なんと600V(=路面電車級)だったのです。
それでいて7両編成の冷房車が、
複々線の本線をがんがん走っていたのですから、
それはほんとにすごいことだったというべきでしょう。

さて,昇圧から5年後、1988年に増備された6次車は
当然1500V車ですが、
京都よりの4両ユニットをVVVF制御にしたのです。
左の写真がそれですが、
同じ箱形の出っ張りを3つ連ねた床下の機器を
ご確認いただけるでしょうか。

 
京阪電鉄 VVVF試作車  6014 そして7004
 
京阪電鉄 VVVF試作車  6014  

旧6014(関目駅)

京阪電鉄  新6014京阪電鉄  6054

 新6014(左)と6064(右) (枚方公園駅)  前後で顔が違います。

京阪電鉄  7054

7004(左)と7054(右) (鳥羽街道駅付近)  これも前後で顔が違います。

一方7000系は、鴨東線開通に伴う新車として1989年デビューしました。
6014での実績を元に当初よりVVVF制御が搭載されていますが、

1993年に登場した第4編成では、
6014の試作ユニットをふくむ3両を7000番台に改番し京都寄りに編入してしまいました。
VVVF制御は7000系、界磁位相制御は6000系とすっきりさせたわけです。

同じく1993年、穴埋めのため新6014ほか3両が新製されます。
わざわざ旧型の6000系のデザインにするわけもなく7000系のを引き継いでいます。

 そんなわけで6000系の顔をした7000系と、
7000系の顔をした6000系が存在するということになってしまったのです。


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