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(大正14年〜15年にかけて日本車両で製造された秋葉線のモハ1形(バッファーリンク式連結器付)と同じタイプなのでこれを改造したものと思っていましたが、これは当初から静岡線で使用されていたデ10であるとのご指摘がありました。集電装置をパンタグラフに変更した当時の竣工図(S25)を添付していただきましたのでこれを元に車両諸元表も手直ししておきました。 2008.7.6) バッファーリンク式連結器を持つ電車 静岡鉄道 デワ1貴重なバッファーリンク式連結器をもつ、木造有蓋電動貨車。それがデワ1です。かつては工事用に使用されていたそうですが、工事用の無蓋貨車ト1.2は自動連結器が取り付けられており、 写真を撮影した昭和58年の段階では単行で使うしか使いようがない状態でした。 平成9年に工事用のモーターカーが導入されるまではクモハ20が、ト1.2を牽引して保線にあたっていたそうなので、 実際に使用するためというより、大正12年に静岡電気鉄道(秋葉線も!)に改称された 当時の面影を残すモニュメントとして残されていると考えるべきなのかもしれません。 とはいうもののこの写真を見ておわかりのように雨ざらしでありながら、車両の状態は極めてよいのです。 鉄道車両に限らず、何だってそうですが、使わないと、どんどん痛んでくるものです。 松本電鉄にも鉄道記念物級の車両(ハニフ1)が大切に保存されてはいるのですが、 倉の中でひっそりと眠っている感じでやはり痛みが感じられます。 ところがどうです、この手入れの良さは、まさに現役というべきではないでしょうか。 静岡鉄道は今や1000形ステンレスカーが、日中でも6分間隔で走る都市型の鉄道です。 すごいなあとは思うものの鉄道車両ファンとしては、変化に乏しく 面白みのない鉄道と思われている向きがあるかもしれません しかし昭和58年当時、本線には1000形以外にまだ、300形も走っていました。 そして、車庫には、このデワ1に買収国電クモハ20。 雨の中、撮影を終え、事務所で半ばあきれられながらも歓迎してくださった職員の皆さんの笑顔も懐かしい思い出です。 静岡鉄道 クモハ18形 20
クモハ20 長沼車庫 1983.8.17 買収国電 モハ1505(もと鶴見臨港鉄道モハ109)、 可部線で活躍していましたが、昭和32年静岡鉄道入りしています。 僚機のクモハ18.19は車体を300形と同じ車体に更新しクモハ351.352となり原形をとどめていません。 このクモハ20のみが台車の交換など改造を加えられたものの、鶴見時代の面影を残しています。 (2005.8現在、デワ1、クモハ20とも、まだ長沼車庫に健在とのことです。) (鉄道ジャーナル No488 2007.6によると、クモハ20は、2007/3/31までに解体されたとのことです。)
クモハ300形 302 草薙 1983.8.17クモハ1000形 1006 1983.8.17 |
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