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2005.2.26更新
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紀州鉄道
   紀州鉄道 キハ604キハ604 紀伊御坊駅  84.3.4     


 紀州鉄道は昭和6年の開業以来65年間、
JR(国鉄)御坊駅と御坊の市街地の間を結ぶ使命を担ってきました。。
 とはいえ全線わずか2.7Kmしかない小私鉄で、
日本一短い鉄道として全国にその名を知られて います。 
 
 地元では、「きてつ」や「きしゅうてつどう」ではなく「りんこう」と呼ぶそうです。
「りんこ う」という名は旧社名の「御坊臨港鉄道」に由来します。
例に漏れず、御坊臨港鉄道も他の多くの地方中小私鉄と同じように
経営不振で廃止となりかけていました。
 
 しかし、昭和47年に不動産会社が、この鉄道を買収。
名前こそ変わったものの、現在まで生き残っているのです。
 現在でも鉄道経営自体は赤字で、収入の2倍の経費がかかっているそうです。
それにもかかわらず買収されたのは、不動産会社が社名を紀州「鉄道」とすることで、
鉄道会社の不動産部門となり、有形・無形の信用を獲得できるからなのです。

 とはいえ一方で、赤字削減の努力は続けられています。
 平成1年には西御坊−日高川間が廃止。
(1番上の切符参照。)
 昭和54年には学門駅を復活。無人駅なのに入場券を発売。
マニアのみならず受験生にも大ウケのおいしいビジネスもやっています。
(一番下の切符参照)
 ちなみに1番ちいさい鉄道の1番大きな切符ということで
35×15cmの切符も発売しています。
 
 これらが、どれだけ赤字を減らしているかはわかりませんが、末永く活躍してほしいものです


紀州鉄道 キハ16キハ16 紀伊御坊駅 78.1.14

−鉄道車両写真集−
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