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*大阪市営地下鉄 10系 1716 クーラーの位置にご注目!1101(ちなみに3枚とも西中島南方駅![]() 大阪市交通局の10系は、S48 (旧)20系として谷町線でデビューしました。 阪神や営団千代田線で実用化された サイリスタチョッパー制御を搭載した最新鋭車両で、 次世代の大阪市営地下鉄の行方をうらなう 試作車的要素を強くもっている車両です。 さて、彼らは抵抗器の発熱がないことから、 また冷房車であったことから 「暑い」と不評の御堂筋線に転用されることとなりました。 そこで、新たに4両を追加、8両編成となり、 10系の1101Fとして再出発することになりました。 以後10系は、大量に量産され 独自のマスクを持つ1101Fは、滅多に撮影できない珍車となりました。 というわけで、1101Fは十分に珍車の資格を有しております。 しかし、今回はあえて 現役の1716をピックアップしました。 S54に登場した10系量産車第1編成の先頭車1802(Tc)を中間車に改造したものです。 大阪市の地下鉄は御堂筋線に需要が集中するという特色を持っています。 S62には9連に、H7には10連に増強されました。 9連化に際しては新造の1900形で対応しましたが、10年近くたった10連化に際しては、 一部の編成を分解して車種を変更(1700形)、これを組み込むという手を使いました。 前述のプロトタイプについては中間車だけが改造されており、 先頭車からの改造は1802→1716.1803→1717の2両のみです。 というわけで、先頭車の面影をわずかに残す1716です。 上の2枚をよくご覧ください。クーラーの位置が違います。 さて増結する際に一部の編成を分解して組み込むというのは堺筋線でもやっています。 下の6114がその例ですが、中間車化されたものの、 運転台がしっかり残っているばかりでなく電装も解除されていません。 先が見えていた(遠からず廃車)からかもしれません。 60系は先年、全車廃止されてしまいました。 ![]()
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