鉄道資料室  鉄道管理局の変遷 2007.4.22 UP
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*鉄道管理局の変遷(概念図)*新幹線は除いています。

鉄道管理局発足
S24年8月1日 S32年1月16日 S45年8月20日 
27局 27局
北海道支社 北海道総局
釧路鉄道管理局  釧路鉄道管理局  釧路鉄道管理局
旭川鉄道管理局  旭川鉄道管理局  旭川鉄道管理局
札幌鉄道管理局  札幌鉄道管理局  (札幌鉄道管理局)
青函鉄道管理局  青函船舶鉄道管理局  青函船舶鉄道管理局
東北支社
盛岡鉄道管理局  盛岡鉄道管理局 盛岡鉄道管理局
秋田鉄道管理局  秋田鉄道管理局 秋田鉄道管理局
仙台鉄道管理局  仙台鉄道管理局 仙台鉄道管理局
関東支社
新潟鉄道管理局  新潟鉄道管理局 新潟鉄道管理局
高崎鉄道管理局  高崎鉄道管理局 高崎鉄道管理局
水戸鉄道管理局  水戸鉄道管理局 水戸鉄道管理局
千葉鉄道管理局  千葉鉄道管理局 千葉鉄道管理局
東京鉄道管理局  東京鉄道管理局 東京北鉄道管理局
東京南鉄道管理局
東京西鉄道管理局
中部支社
長野鉄道管理局  長野鉄道管理局 長野鉄道管理局
静岡鉄道管理局  静岡鉄道管理局 静岡鉄道管理局
名古屋鉄道管理局  名古屋鉄道管理局 名古屋鉄道管理局
金沢鉄道管理局  金沢鉄道管理局 金沢鉄道管理局
関西支社
大阪鉄道管理局  大阪鉄道管理局 大阪鉄道管理局
天王寺鉄道管理局  天王寺鉄道管理局 天王寺鉄道管理局
福知山鉄道管理局  福知山鉄道管理局 福知山鉄道管理局
米子鉄道管理局  米子鉄道管理局 米子鉄道管理局
岡山鉄道管理局  岡山鉄道管理局 岡山鉄道管理局
四国鉄道管理局  四国鉄道管理局 四国総局
西部支社
広島鉄道管理局  広島鉄道管理局 広島鉄道管理局
九州総局
門司鉄道管理局  門司鉄道管理局  門司鉄道管理局
大分鉄道管理局  大分鉄道管理局  大分鉄道管理局
熊本鉄道管理局  熊本鉄道管理局  熊本鉄道管理局
鹿児島鉄道管理局  鹿児島鉄道管理局  鹿児島鉄道管理局
青函鉄道管理局はS30に青函船舶鉄道管理局へ 札幌鉄道管理局はS51一旦分離、S60に再び総局に統合
盛岡鉄道管理局はS27、青函鉄道管理局より青森地区を編入 東京3局分離はS43年10月1日
九州総局はS60、門司鉄道管理局を直轄化

昭和24年6月1日、日本国有鉄道が発足したその2ヶ月後、国鉄は全国の路線を27の管理局に分割して、これを管理運営することになりました。
その後昭和32年には、6支社のもとに再編されることになります。しかし昭和45年には、支社制度はは廃止されました。
その折、本州以外の3島は、各島の総局のもとに統合されます。さてその際、数的には27局に戻っているのですが、
その2年前、東京局が3分割され、増加した分、札幌局が、北海道総局の直轄に、また四国局は、そのまま総局と組織を変えたのでその中身は違います。
その後、昭和60年には、九州総局は門司局を直轄化、昭和62年のJR化の時点では、3総局+26局が、分割各JR会社に引き継がれました。

この流れをみてて興味深いのは、一極集中が進む、東京局の3分割化と3島地区の再編です。
かつて四国局が関西支社に属していたのも意外なら、広島局が西部支社として、九州地区と共存していたのも意外な感じがします。
しかし西部支社が設立されたのは、直通運転を増やすなどして、関門トンネルを活性化の核にしようとしていた、当時の国鉄の意欲が感じられます。
また昭和45年には、3島地区が総局として再編されたのですが、これは赤字ローカル線の比重が大きいこれらの地区をテコ入れする必要があったからでしょう。

JRとなり、各鉄道管理局は。姿を消し、それらの多くは現在、各JRの支社(支店)として受け継がれてゆきます。しかしその中身はというと、極めて複雑です。
各鉄道管理局の管轄は、その末期、JR化にむけ大きな変化がみられます。天王寺局と名古屋局がその例です。
また、JR化された後も、特にJR 西日本では、その中核であった大阪局が大きく分割され、新線である東西線の活性化を意識した再編がなされています。

変化はあれど、下図のように概念図としてとりまとめることの出来る国鉄時代とは、振り返って思えば硬直した組織だったのかもしれません。
国鉄と違い、JRでは、各社ごとに組織に対する意識も当然違ってきます。
変化のスピードも速く、この概念図から、現在のJR各社(支社)へとリンクさせて一覧表にするのはチョット無理のようです。
また、折を見て、JR各社ごとに、組織がどう変化してゆくのかみてゆきたいと思います。

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