鉄道写真管理局 JR西日本 キサロ59 501 2006.9.16 UP
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JR西日本 キサロ59 501 セイシェルJR西日本 キサロ59 501 セイシェル
キサロ59_501 (元スハフ12_701) S64年10月 後藤工場改造
長さ(m) 幅(m) 高さ(m) 自重(t)
21.300 2.993 4.085 41.7
電源用エンジン 定格PS(rpm) 電源装置
DMF15HS-G 230
(  )
DM82
180KVA
*トイレ付き
ブレーキ 定員(座席) 冷房機 台車()
CL 20(20) AU13*5 TR-217A
 福知山駅

















客車として製作された車両が、気動車と混結され営業線にでたのは、
「急行「利尻」におけるスハネフ14が、最初(H3.3)だ。」
と思っておられる方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 しかし実際には、このキサロ59 501の種車であるスハフ12 701のほうが早いのです。
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気動車に生まれ変わった12系客車@−JR西日本 キサロ59-501 セイシェル

 この夏、久々にSLやまぐち号に乗車しました。
リニューアルされましたが12系700番台が今も元気に活躍中です。
さてこの編成には電源用エンジンを持つスハフ12 702が用意されているのですが、なぜか-701ではなく-702なのです。
気になって調べてみると、思わぬ車両にたどり着きました。
−702が改造されたS63当時、すでに-701が存在していたのです。
 
 スハフ12 701は、福知山鉄道管理局が、スハフ12_5をイベント客車「いこい」としてS60に改造したものでした。
普通、イベント列車というものは気動車でも2両編成以上なのに、客車でなお、1両だけという極めてユニークな存在です。
 ユニークなのはそれだけではありません。1両の中に和室と洋室の両方を併せ持ち、
それらを仕切るアコーディオンドアを解放すると、大広間としても使えるのです。
またミニキッチンまで備えるという充実ぶりです。
 ウーン…それでいてグリーン車ではなく普通車扱いというのも凄いですね。
 しかし、外見はというと一転して地味です。 
乗務員室と反対側の扉が撤去されたので、注意してみれば改造車とわかりますが、
オリジナルの12系と外観は、ほとんど一緒です。
 また、S57には、すでに静鉄局が、同じく「いこい」という名のお座敷列車を登場させており、
これがまた12系オリジナルカラーのままなのです。
 不肖、私は、
「「いこい」なら、もう撮影したもんね!」
と すっかり勘違いしてしまい、福鉄局の「いこい」は、とうとう撮影することが出来ませんでした。
 
 さて、そんな福鉄局の「いこい」は当初、定期の客車列車に連結されて運用していました。
しかし、もともとイベント列車というものは、利用者の要望にあわせてフレキシブルな運用をするのが望ましく、
折から定期の客車列車が減少してゆく中、キハ58に連結されて運用するようになったのです。
S62.4の国鉄民営分割化がなければこのような例は見られなかったのではないかと思われます。 

 そして、そのまま気動車と混結されて使用するスタイルを継承し、S64.10、リニューアルしたのが、
キロ59 2両を従えたキサロ59 501「セイシェル」なのです。
写真をご覧頂ければ、おわかり頂けると思いますが、12系客車とはとても思えないほどに改造されています。
新たに気動車として形式が付与されたのもうなずけます。
とはいえ、半室構造の、もと和室だったところにリクライニングシートを配置し、
洋室だった部分はサロン「くつろぎコーナー」にしました。
ミニキッチンだったところにあったカウンターも利用され、スハフ12_701当時のイメージも残されています。
 
 キサロ59の両端には、58系としては新しい1000番台を改造したキロ59 554(キハ58_1111)555(キハ58_1119)が配置されました。
そうしょっちゅう走るわけではないので、もう少し活躍して欲しかったのですが、H17.3残念ながら廃止されてしまいました。
イベント列車は団体専用列車として用いられることが多いこともあって、乗車することもかないませんでした。
残念です…。

JR西日本 キロ59 555 セイシェル
キロ59 555                 福知山
*サービス用電源はキロ59の分も含めてキサロ59の電源を使用します。
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